当山、印南山幡念寺(いんなみさん ばんねんじ)は、兵庫県姫路市にある浄土宗 鎮西派(本山 知恩院)の寺院です。
江戸時代に書かれた『播磨鑑』という書物によれば今から400年程まえ、姫路藩祖池田輝政公より姫路城下の北条門近くに土地を賜わり、そこに輝政公が姫路藩主になる以前に城主をしていた三河吉田の悟真寺から寂誉海牛和尚を迎え寺が開かれたそうです。
山号に印南山とある事から、東方にある印南郡にあった寺を姫路城下町を整備するのにあたり移転させたようですが詳しい事は伝わっていません。
明治時代の初期には幡念小学校として男女180名程の児童を受け入れ、城南・城巽小学校(現在の白鷺小学校)が開校するまで初等教育を担いました。
残念ながら、1945年7月の姫路大空襲により伽藍・寺宝などは全焼してしまい、参道の石畳や墓石にわずかながら往時の面影を残すのみとなってしまいましたが、以来少しずつ寺観を整え法燈を今に伝えています。
●写真は戦前の当寺の姿です。参道の石畳の奥に鐘楼門その奥にかすかに本堂の屋根が写っています。
・三月に彼岸会(ひがんえ)
・八月に施餓鬼会(せがきえ)
・十月下旬に十夜会(じゅうやえ)
を行なっています。
○その他
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